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毛細血管が消える!?大きな病につながる怖い現象とは

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寒くなってまいりましたね。

ところで、年を重ねてきて、冷え性やしみ、しわなど気になりだした方も多いのではないかと思います。

それの原因の一つとして、年を取ると毛細血管が大幅に減少し、医療機器を通しても見えにくくなる症状で、通称ゴースト血管と呼ばれています。

大きな病につながるため、これからの季節特に注意が必要です。

 

ゴースト血管とは?

正常な人の毛細血管は、まっすぐに伸びて血液がしっかりと流れていて、医療機器で見ても太く赤い状態です。

しかし、ゴースト血管と呼ばれている不健康な毛細血管は、ゆがみ、いびつな形でうっすらとしか見えない、まるで幽霊のような状態です。

 

ゴースト血管は中高年を中心に蔓延しています。運動不足など、生活習慣に問題がある人は要注意です。

これから冬をむかえ急増する、脳卒中や心筋梗塞、さらにがんなど命にかかわる大病を招くばかりか、シミやしわ、白髪などの老化現象の原因にもなります。

 

毛細血管とは

 

 

 

毛細血管の太さは髪の毛の10分の1ほど。

体中に張り巡らされ、すべてつなげると全長約10万km、地球2周半分の長さにもなります。

人間の体は、血管を利用して酸素や栄養を運んだり、不要な老廃物を回収しています。

例えば、動脈や静脈が高速道路なら、毛細血管はすみずみにつながる一般道のような存在です。

そして、毛細血管は病原菌やウイルスを撃退する、白血球を運ぶ道という役割をはたしています。体を外敵から守るためにも必要不可欠ですし、体の不調を調えるホルモンの通り道にもなるという、体の中で一番大切な臓器と言っても過言ではありません。

 

正常な毛細血管の量は、45歳をさかいに急激に減少し、60歳以上の方は45歳の人に比べ、4割も減少してしまいます。

さらに、生活習慣に問題があると、毛細血管がゴースト化してしまうのです。

 

 

毛細血管ゴースト度チェック

・抜け毛や白髪が増えた

・シミやしわ、くすみやそばかすが増えた

・以前より風邪をひきやすくなった

・手足がむくみ、冷え性になった

・爪が白っぽくなったり、かけやすくなった

 

一つでも心当たりがある方は、毛細血管がゴースト化しているかもしれません。

 

ゴースト化が進むとどうなるの?

 

毛細血管が老化すると、シミ、白髪が増えたり、風邪をひきやすくなったりと、体にさまざまな不調があらわれてきます。

これは、毛細血管のゴースト化が進むと肌や頭皮の新陳代謝が悪くなってしまうためです。

ゴースト化がすすみ、毛細血管の数がっ減ると、太い血管の細胞にも酸素がいきわたらなくなってしまいます。

体中に不要な老廃物や水分がたまるというだけではなく、動脈硬化も進行してしまいます。極端に言えば、脳卒中や心筋梗塞など、命にかかわるような怖い病気につながってしまう可能性があります。

毛細血管は、がん細胞を抑えるリンパ球を運ぶ働きもあるため、ゴースト化を放置するとがんを引き起こす可能性も。

 

ゴースト化した毛細血管を元気にする方法

ゴースト血管は年齢に関係なく、生活習慣を改善することで、毛細血管を修復したり、機能を高めたりすることができます。

 

① 赤澤式ぶらぶら体操 (金沢医科大の赤澤先生考案)

両手を真上にあげて、掌を30秒ぶらぶらさせる。 1日4回

これは、血流を下に落とすことで流れをつくります。流れをつくることで、血流は安定します。

 

② 根来式呼吸法

毛細血管を元気にするには、副交感神経優位の腹式呼吸が大事になります。

 

・息を吐ききる

・4秒かけて息を吸う

・4秒間息を止める

・8秒かけて息を吐く

 

1日4回です。

 

③ シナモン

シナモンに含まれる「ケイヒエキス」が、毛細血管の動きを高める働きをします。

1日、小さじ半分(約0,5グラム程度)を取り入れてください。取りすぎないように。

 

さいごに

毛細血管の老化で、体も老化してしまうんですね。血管の病気は本当に怖いので、予防方法があるといいですね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。